環境構築

Parallels Desktop 15 で Arch Linux を動かす ②インストール編

前回は仮想マシンの作成と設定を行いました。

本記事では作成した仮想マシンにArch Linuxをインストールしていきます。

1.OSのインストール

まず、仮想マシンを起動します。
以下の画面が表示されたら、「Boot Arch Linux (x86_64)」を選択してEnterを押します。

下記のような画面になったら、Arch Linuxをインストールしていきます。

大まかな手順の流れは以下のとおりです。

  1. パーティションの作成
  2. Arch Linux カーネルのインストール
  3. その他OSの設定

インストールの際は公式Wikiのインストールガイドも参考にしてください。

Installation guide - ArchWiki

パーティションの作成

現状のディスク情報を確認します。

fdisk -l

ディスク情報を確認し、メインのディスクにパーティションを作成していきます。
メインディスクは、僕の場合/dev/sdaでした。
ここでは、ディスク全体を1つのパーティションとして作成します。

fdisk /dev/sda
  Command (m for help): n
  Select (default p): p
  Partition number (1-4 default 1): 1
  First sector:  //空白でEnter
  Last sector:  //空白でEnter
  Command (m for help): w

作成したパーティション/dev/sda1をフォーマットします。

mkfs.ext4 /dev/sda1

フォーマットしたパーティションを/mntにマウントします。

mount /dev/sda1 /mnt

Arch Linux カーネルのインストール

必須パッケージをインストールしていきます。
キーボードレイアウトを日本語にとりあえず設定しておきます。

loadkeys jp106

pacmanのミラーリストを編集します。
ここで、Japanの2つを優先しておくと、パッケージダウンロード時の速度がかなり違ってきます。

vim /etc/pacman.d/mirrorlist
  ## Japan
  Server = http://mirrors.cat.net/archlinux/$repo/os/$arch
  ## Japan
  Server = http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/ArchLinux/$repo/os/$arch

カーネル、その他必要パッケージを/mntにインストールします。
vimは各設定ファイルの修正をするため、dhcpcdは自動でネットワーク接続させるためにこの段階でインストールしておきます。

pacstrap /mnt base linux-lts linux-lts-headers linux-firmware vim dhcpcd

2019年10月より、baseグループはbaseパッケージに置き換えられたため、インストール方法が変わっています。
古いやり方が載っているサイトが多いため、注意です。
カーネルやエディタviが含まれていないため、別途インストールする必要があります。

執筆時点の最新カーネルは5.6.12ですが、後述のParallels Toolsが対応していないため、LTS版のカーネル5.4.40をインストールします。

その他OSの設定

起動時に自動マウントさせるため、fstabを設定します。

genfstab -U /mnt >> /mnt/etc/fstab

マウントした/mntchrootし、作業していきます。

arch-chroot /mnt

タイムゾーンとロケールを設定します。

ln -sf /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime
hwclock --systohc --utc
vim /etc/locale.gen
  en_US.UTF-8 UTF-8  // コメントアウトを解除
  ja_JP.UTF-8 UTF-8  // コメントアウトを解除
locale-gen
echo LANG=en_US.UTF-8 > /etc/locale.conf
echo KEYMAP=jp106 > /etc/vconsole.conf

hostnamehostsを設定しておきます。

echo myhostname > /etc/hostname
vim /etc/hosts
  127.0.0.1	localhost
  ::1		localhost
  127.0.1.1	myhostname.localdomain	myhostname

rootユーザーのパスワードを変更します。

passwd

一般ユーザーを作成し、パスワードを設定します。

useradd -m -G wheel -s /bin/bash username
passwd username

作成した一般ユーザーで、sudoを実施できるようにします。

pacman -S sudo
visudo
  Defaults env_keep += "HOME"  // コメントアウトを解除
  %wheel ALL=(ALL) ALL  // コメントアウトを解除

DHCPサービスが自動起動するようにします。
これをしておかないと、OS起動時にネットワークに接続できません。

systemctl enable dhcpcd.service

ブートローダーの設定をします。

// GRUBをインストール
pacman -S grub
grub-install --recheck /dev/sda
grub-mkconfig -o /boot/grub/grub.cfg

ArchLinuxを再起動します。

// chrootを抜ける
exit
// アンマウント
umount -R /mnt
// 再起動
reboot

再起動後、下記のようにブートローダーが表示されればインストール完了です。
Arch Linuxを選択して、起動します。

これでArch Linuxのインストールは完了です。

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